政策

国土形成計画案を斉藤国交相に報告 国土審議会

 国土交通省は7月4日、国土審議会(永野毅会長)を開き、新たな国土形成計画の案について斉藤鉄夫国土交通大臣に報告した。斉藤大臣は、同計画について幅広い分野にまたがり、総合的かつ長期的な国土づくりの方向性を定める重要な計画と説明。時代の重大な岐路、難局に直面した今、「新たな計画が掲げる『新時代に地域力をつなぐ国土』の実現に向け、デジタルとリアルが融合した地域生活圏の形成などの重点テーマに取り組む。地域の魅力を高め、地方に人の流れをつくり出していきたい」と発言した。今後は広域地方計画の策定と合わせ、計画を着実に実行し、具体的な成果に結びつけていくことが重要とし、様々な関係者との連携に意欲を示した。

 なお斉藤大臣は同日、永野会長と共に、岸田文雄首相に同計画案について報告した。今後は閣議決定を経て、今夏策定される見通し。

(写真)斉藤大臣(右)と永野会長