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中国不動産協会と住宅建設で協力 日中建協

 日中建築住宅産業協議会(=日中建協、樋口武男会長)はこのほど、中国不動産協会と「日中住宅モデルプロジェクト建設に関する協力意向書」を締結した。日本の建築技術を中国で活用していく。今後の住宅供給のモデルとなるプロジェクトを立ち上げて、モデルハウスの建設・公開、住宅団地開発などを事業を行う。
 中国不動産協会は、中国における不動産の発展と居住水準を高めることを目的に設立された中国住宅都市農村建設部管掌の協会。
 意向書では、日本側は日中建協が窓口となり、国土交通省などの支援を得て会員73社・機関を中心に事業に参画。中国側は、中国不動産協会産業協力委員会が窓口となり、中国住宅都市農村建設部や関係機関の協力を得て、日本側と共同で事業を推進していくことを決めた。
 現在、中国では第12次5カ年計画のもと、住宅の工業化や品質向上が進められている。
 日中建協は、1985年に、建築・住宅・建材・設備機器分野に関する企業が集まり、日中間の建築・住宅分野における交流を推進することを目的に設立された。