営業・データ

不動産業、2カ月連続の改善 帝国データの景気動向調査

 帝国データバンクの景気動向(景気DI=0~100、50が判断の分かれ目)調査によると、6月の不動産業の景気DIは前月比0.5ポイント増の33.3となり、2カ月連続の上昇だった。しかし、東日本大震災前の2月と比較するとマイナス2.7ポイント。業界からは「一部震災の影響により生産が滞り、設備計画が進まない」(貸事務所)や、「投資家マインドの改善が進んでいない」(不動産売買)といった意見が挙がっている。

 一方、先行きについては、「被災地では復興のための土地建物の需要が増加する」(不動産売買)といった声も出ている。

 調査は6月20日~30日にかけて実施。不動産業は283社が回答した。