住まい・暮らし・文化

共働き子育て層へコンセプト平屋を開発 セキスイハイム九州

 セキスイハイム九州は2月23日、鉄骨系平屋住宅の新商品「HeimD1(ハイムディーワン)」を発売した。

 セキスイハイムグループはエリアニーズに対応したエリア別商品展開の強化を推進。全国的に平屋の着工棟数が増加傾向にある中、特に九州では、16年の熊本地震や台風が多い地理・気候特性による災害対策の需要などから、福岡県を除く全ての件で平屋比率が3割を超えるなど大きく伸長。近年平屋市場で増加している平屋市場で近年増加している20~30代の共働き子育て層(住宅一次取得層)への訴求を図った。

 柱と梁を工場で溶接し一体化したボックスラーメン構造の鉄骨ユニットを強固に連結する独自工法を始め、地震の揺れや風の影響を受けにくい軽量化したフラット屋根を採用。ボルトレスで連結できる折版屋根の技術や耐候性に優れたステンレスの採用によって、屋根に穴を開けず、風などによる水漏れリスクやメンテナンス費用の低減を図った。

 また、外皮平均熱貫流率(UA値)0・46以下などを条件とする断熱等級6に標準対応することで、エリアによって寒暖差の大きい九州の気候特性に対応すると共に、快適な室内環境や冷暖房費の抑制を目指した。更に、PV(5kW以上)、蓄電池(4.9kWh※4以上)、効率的に電力をコントロールするHEMS「スマートハイムナビ」など、エネルフィー自給自足率を高める先進スマート設備を用意。最大・停電時の在宅避難を実現すると共に電気代変動リスクの軽減を図った。

 また、内装は間取り30プランを厳選。内と外の一体感を生む庇延長や家族構成・ライフスタイルなどの変化に伴い可変性のある「チェンジルーム」やファミリークロークやパントリーなどの豊富な収納、7つの内装スタイルを用意した。

 販売価格は延べ80・92平米のモデルプランで2500万円台から(消費税込み、屋外電気工事や各種設備工事などは別途)。目標棟数は年間60棟。