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建設テック協会を設立 代表理事にフォトラクションの中島氏

一般社団法人建設テック協会が設立された。代表理事に就任した、建設・土木の生産支援クラウドサービスなどを提供するフォトラクション(東京都中央区)代表取締役CEOの中島貴春氏は、「生産性向上が喫緊の課題となる建設産業で、今後ますます建設テックに対する期待は大きくなる。多様な関係者が議論し、エコシステムの創出に貢献したい」との要旨でコメントしている。会員は現在、芝浦工業大学、東京電機大学、BIMobject Japan(東京都新宿区)、フォトラクションで構成している。

同協会は今後、建設テック(建設とテクノロジーの融合)の調査や環境整備などを通じ、国内外の建設産業を持続的に発展させるための社会基盤の実装を目指していく。会員は、「建設関連企業」「アカデミック(大学・大学院)」「一般法人」の3種類で構成する。

組織運営は、業務執行機関の「委員会」と「事務局」が連携して体制を構築していく。2022年内に募る新規会員は、既存会員からの紹介のみで受け付ける。活動内容として、参加大学の研究室が横断的に実施する「建設テックゼミ」のほか、「テーマ別WG(ワーキンググループ)」などを行う。