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インスペクションのガイドライン検討、第2回会合を開催 調査の共通項目など議論 国交省

 国土交通省は2月8日、『既存住宅インスペクション・ガイドライン検討会』の第2回会合を開いた。調査の共通項目や調査方法、担い手に関する項目などについて論点整理し、ガイドラインに盛り込む内容を検討。調査の共通項目については様々な意見がを出されたが、取引における時間的制約や依頼者の利用目的との兼ね合いも考慮しつつ、更に議論を深める必要性が浮き彫りになった。

 調査の共通項目に関しては、事務局側が「構造耐力上の安全性や、躯体の耐久性に影響を与える可能性のあるもの」、「日常生活に支障が生じるレベルの設備の劣化事象」などを案として提示。これに対して、「土地や擁壁、法令適合性も範囲に入れるべきでは」といった意見も出された。

 第3回目は3月12日に開催する予定。調査の共通項目や担い手に関する項目について深堀りするほか、共同住宅における共用部の扱いについても議論する方向だ。当初は全3回の開催としていたが、国交省によると、次回で最終回とするかは未定だという。