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神奈川・座間に大型物流施設竣工 稼働率6割 震災後初の開発 プロロジス

 プロロジスは、神奈川県座間市でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク座間2」を竣工した。敷地面積約4万9000平方メートルの地上5階建てで、ワンフロアの倉庫スペースは約2万平方メートル。既に3社の入居が決定しており、稼働率は60%となる。
 既に100%稼働している「プロロジスパーク座間1」と一体的に開発された。2施設合せると、総敷地面積約11万平方メートル、総延べ床面積約25万5000平方メートルで、全国最大級の物流施設となる。
 「プロロジスパーク座間2」は同社にとって、東日本大震災後に着手した初のマルチテナント型施設の開発。災害が起きても建物被害を最小限に抑え、事業継続性を確保できるようにした。具体的には、特許を取得している杭頭免震構造を採用し、停電した場合でも自動で電力を供給できるように災害用発電機を常設。また、生活用水として地下水を活用するため地下水浄化システムを導入した。