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賃貸初期費用を銀聯カードで決済、三好不動産が三井住友カード提携

 三好不動産(福岡市中央区、三好修社長)は、三井住友カードと提携し、仲介各店で12年5月以降の賃貸契約時の初期費用の支払いを、中国人向け決済サービス「銀聯(ぎんれん)」で決済できるサービスを九州地区で初めて導入する。三好不動産は一部店舗で中国人スタッフを採用し、中国人留学生向けに住宅斡旋業務に力を入れてきた。中国人入居希望者は従来の銀行振込みや海外送金による手続き負担を軽減できる。

 同社では、決済手段の多様化による賃貸物件の入居率向上と共に、入金管理業務の効率化にもつながるとしている。
 中国銀聯は中国人民銀行などにより設立され、主に中国の金融機関200以上が同ネットワークに参加している。中国国内のほぼ全てのキャッシュカードに銀聯ブランドが付与されており、発行数は約28・5億枚に上る。