総合

「根付くか」日本でエージェント制 個人の能力に照準 市場活性化へ期待が膨らむ 消費者との情報格差縮む

 住宅流通市場の活性化には仲介業務を担う営業社員が依頼者(売主・買主)に対しどのようなスタンスで臨むのかという立ち位置の問題が大きいのではないか。現に既存住宅の流通率(新築も含めた全住宅流通に占める割合)が日本よりもはるかに大きい米国では、売主・買主双方に代理人(エージェント)が付いて交渉を行うスタイルが原則だ。日本でも昨今は〝エージェント〟という言葉が頻繁に使われ始めた。それが日本の住宅流通市場活性化へのカギとなるのか。それとも単に「寄り添う姿勢」の代名詞で終わるのか。混沌化する現状を取材した。          (井川弘子)

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