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MIRARTH 雨水の侵入箇所特定システムに関する特許取得

 MIRARTHホールディングスは11月27日、漏水の調査方法に関する特許を取得したと発表した。検出用に混合した安全なガスを漏水箇所から注入し、検出用ガスを可視化するカメラによって建物外部から撮影を行い、雨水の浸入箇所を特定するというもの。

 従来の漏水箇所特定方法は、空気よりも軽い検出用気体を漏水箇所(室内側)から注入し、外壁部(屋外側)から検出器を使用することで、壁部の漏水箇所を特定する方法が一般的だった。この方法では、検出器の検査範囲が狭いことから、外壁部に足場を組み至近距離で検査をする必要があり、足場設置の費用を始め、漏水箇所を特定するまでに時間がかかる点が課題だった。

 特許のシステムは漏水調査で足場を組む必要がなくなり、高層マンションを始めとする大型建築物などで発生する漏水箇所特定の調査が効率的に行えることから、調査費用の圧縮につながり、調査期間も短縮できることが見込める。