大和ハウス工業は8月1日、広島県福山市にマルチテナント型物流施設「DPL広島福山北」を着工した。同市でのマルチテナント型物流施設の開発は今回が初めて。
山陽自動車道「福山東IC」から約11キロ、JR福塩線万能倉駅から約3キロに位置する福山北産業団地第2期事業地内の敷地4万2829.56平方メートルに、延べ3万7151.94平方メートルの2階建てを建設する。竣工は、2026年10月31日を予定。1階には建物の両側に高床式と低床式のバースを備える両面バースを採用することで、トラックの運搬方法に応じ、効率よく荷役作業を行える体制を整える。
山陽自動車道や中国自動車道への接続が容易で、広島県内を始め、中国エリアへの広域配送への対応が可能なほか、西瀬戸自動車道や瀬戸中央自動車道など複数の幹線道路にも容易にアクセス可能であるため、四国エリアへの配送にも適している。
また、工場の建設予定地である福山北産業団地内と、製造拠点に隣接することから、製造部品の一時保管所などとしてのニーズも見込まれる。
賃貸面積は3万5152.15平方メートルで、1区画約5000平方メートルから。最大6社のテナント企業が入居できる。