国土交通省は4月17日、「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」を公開した。同省の24年度補助事業により、環境共生まちづくり協会が作成した手引書。
断熱性能の高い住宅は従来の一般的な住宅設計と異なる面が多く、「適切な設計をしなければ、冷暖房負荷の増加や、居住環境の快適性を損なってしまう可能性がある」(同省)ことから、「断熱・気密工法以外の計画・設計上、積極的に検討すべきポイント」(同)をまとめた。
同ガイドブックでは、「断熱性能等級6以上」の住宅を対象として作成。主な内容は3点で、「季節・方位・時間に応じて日射を調整できる設計」「家中を快適にするための適切な暖冷房設備・換気設備の設置」「レジリエンス性の向上」の各視点から、設計の要所や留意点を紹介している。詳細は、同省または同協会のホームページを参照のこと。