近鉄不動産は7月1日、米国現地法人「Kintetsu Real Estate Company of America」(倉橋孝壽社長、カリフォルニア州トーランス市)を設立した。主な事業内容は米国における不動産の開発、保有、運営、売買などだ。米国は近鉄グループにとって長年、ホテル業、国際物流業、旅行業等を展開してきた海外事業の中心的エリア。2020年からはファンド投資や大規模賃貸住宅開発など、4案件に参画してきた。
「近鉄グループ長期ビジョン2035・中期経営計画2028」においては、「グローバルでの事業の深化・拡大、プレゼンスの向上」を重点戦略に据えている。同社は「米国での現地法人設立により、米国における事業基盤を強化し、米国での更なる不動産事業の拡大を図っていく」としている。