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オリックス銀、フュディアル社のZEHワンルームにPIF19億円

 オリックス銀行は6月30日、投資用ワンルームマンション開発・販売を行うフュディアルクリエーションに対して、ZEH仕様のワンルームマンションの開発棟数などを目標に設定したポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)を実行したと発表した。融資金額は19億2000万円。

 同銀行は、フュディアルクリエーションに対して、気候変動への対策、高品質な住宅の供給、ワークライフバランスの向上につながる業績評価指標(KPI)を設定した。KPIの1つとして、ZEH-M Oriented基準を満たす投資用ワンルームマンションの年間開発棟数を、2024年度実績の4棟から2029年度までに年間10棟以上に増やすことを目標に掲げている。

 PIFとは、企業活動が経済・環境・社会の3つの側面にもたらすインパクトを包括的に分析・評価し、ポジティブな影響の増大およびネガティブな影響の低減を支援する融資手法。金融機関は、融資先となる企業の事業活動を分析し、達成すべき業績評価指標(KPI)の設定と施策の策定を支援すると共に、達成状況を継続的にモニタリングする。