住まい・暮らし・文化

TOTO、ホテル向けユニットバスルーム刷新 12月1日に発売

 TOTOはホテル向けの洋風ユニットバスルーム(トイレ洗面付き3点タイプ)をフルモデルチェンジし、12月1日に新商品を発売する。くつろぎ感や組み立て性、清掃性の向上を図ることで、〝選ばれるための施設づくり〟への寄与や宿泊者の満足度向上を図る。

 浴槽は、背中に沿う2段の勾配や背中を包み込む背もたれや、凹凸が少なく吹きやすい形状を採用したほか、洗い場との高低差を少なくすることでまたぎやすさに配慮。床面の長さ1180ミリのサイズも用意した。また、フチ部分は、つかみやすく清掃しやすいリム形状を採用した。

 洗面・トイレ空間は、エプロンを床から浮かせて足元の広さを確保したほか、カウンターの厚みやボウルの奥行が小さく、使いやすさと清掃しやすさが両立した「洗面ボウル一体型カウンター」を採用した。また、出入り口の段差を15ミリとすることで、つまずきにくい設計とした。ユニットバスルーム

 また、リモデル現場を想定し、床まわりを3分割して搬入・ 解体できる構造設計を採用することで、少ない解体範囲での作業を可能とするなど、まとめてリモデルした場合、1フロア20室の場合、約3週間での取り換えを可能とした。
希望小売価格は洋風ユニットVNシリーズ Dタイプ 1620サイズが213万6200円(写真左、セット価格は275万4345円)、同VPシリーズ Mタイプ1418サイズが134万7500円(写真右、セット価格は172万3920円、いずれも税込み、組み立て費別途)。

 販売目標は、発売3年目で年間約7400台の販売を見込んでいる。