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2012年の景気見通し、「回復」予想は11.3%、前年比7.4ポイント上昇へ

 帝国データバンクの調査によると、2012年の景気の見通しについて、「回復局面になる」と予想する企業は全体で11.3%に上った。2011年を「回復局面だった」と回答した3.9%と比べて7.4ポイント上昇。5年ぶりに1割台に上昇した。
 具体的な声としては、「東北地区の本格復興をきっかけとした国内需要の喚起」(織物卸売)、「社会全体として前向きな姿勢を見せていくべきとき」(建設)という意見がある一方、「現在より良くなる要因が見出せない」(土木建築サービス)、「国外の情勢が不安定であれば、あまり良い方向には行かない」(油圧・空圧機器製造)といった声もあった。
 同調査は、全国2万3170社(10業界・51業種)を対象に実施したもので、有効回答企業は1万695社。調査期間は11月17~30日。なお、不動産業界からの回答企業は269社だった。