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「ラゾーナ川崎C地区」(仮称)に環境ビルのプラチナ・プラン認証 日本政策投資銀

 日本政策投資銀行(DBJ)は8月4日、NREG東芝不動産を施主とし、野村不動産が開発業務を推進する環境配慮型のオフィスビル「ラゾーナ川崎C地区開発計画」(仮称)に対し、「DBJ グリーンビルディング認証」の最上位プラチナ・プラン認証を実施した。
 首都圏初の「プラン認証」となった同開発計画は、川崎駅直結の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」に隣接し、東芝創業の地に建設される、最新の環境・防災コンセプトを特徴とする、延床面積約10万6238平方メートルのオフィスビル。2011年7月に着工、2013年2月の竣工予定。
 プラン認証で評価されたポイントは、熱負荷を低減するキューブ状の建物形状、省エネを実現する空調・照明システムなど環境負荷の低減に配慮、国内最大級の基準階面積(2000坪超)を確保し、執務空間内に吹き抜け、階段を設けるなど働く人の立体的なコミュニケーションを誘発する工夫を凝らした、テナントのBCP(災害時の事業継続計画)を補完する建物スペックを採用、隣接するラゾーナ川崎プラザやミューザ川崎との回遊性の向上や地域一帯の取り組みを予定している点など。