SNSがつなげる不動産 伝統的な集客から脱す インバウンド需要獲得へ
住宅新報 2024年2月6日 号 1面
インバウンド(訪日外国人)の需要が再燃している。一時的な観光や、少し長期に日本で過ごしたい人には〝暮らし〟と〝働く〟を融合させた新たな形の住まいの提供で、ニーズに応えている。しかし、住まいと外国人との接点づくりは容易ではない。そこで「SNS」を活用する訴求で日本の魅力を発信し、実際に住みたい人の部屋探しの支援が始まっている。SNSでの訴求は外国人に加えて、消費中心層である10~20代の〝Z世代〟向けの部屋探しの場面にも広がっている。(坂元浩二)
シンガポールのHmlet(ハムレット)と三菱地所は19年に、合弁会社Hmlet Japan(東京都千代田区)を設立し、東京都内で〝コリビング〟を運営している。家具家電付きでインターネット環境が整う。従来のような賃貸住宅やシェアハウスと異なり、「個々の生活を尊重しつつ、共用部のイベントで居住者同士が交流し、相互に〝発見〟を生む。快適な〝優しいつながり〟で中長期に暮らせる工夫を施している」(Hmlet Japan代表取締役CEOの佐々木謙一氏)。
これまでは、「様々な国の人たちが1つ屋根の下で暮らせる選択肢が限られていた。またコロナ禍で、同じ家に長く住み続けるライフスタイルが変化し、住まい方がフレキシブル(柔軟)になった」(Hmlet Japan DX&Marketingシニアマネージャーの松山一則氏)。
外国人は一般的な賃貸住宅にアクセスしづらい。入居審査や身元保証の関係からもコリビングを選択している。需要増加の「入居者満足向上」のため、Hmlet Japanは、インバウンド向け旅行会社ヤトラ(東京都台東区)と23年11月に業務提携した。
















