売買仲介

本紙22年度売買仲介実績調査 都市部が増収各社の主戦場 高単価市場で稼ぐ構造鮮明に

 主な不動産流通会社の2022年度(22年4月~23年3月)の売買仲介実績が出そろった。本紙アンケート調査を手数料収入で見てみると、前年度に続いて好調な1年だったことを印象付けており、主要37社で手数料収入を増やしたのは29社に上った。ただ、不動産価格の高騰などを受けて取扱件数を増やしたのが13社にとどまった。前年度は取扱件数を増やした会社が8割超を占めていたが、22年度は35%と大幅に縮小し、買い手が及び腰になっていることを浮き彫りにもした。取扱高は28社が増やし、減らしたのは9社だった。平均価格は31社が上昇し、下落は6社のみ。店舗数は14社が増やし、変わらず16社、減少が7社となった。ネットワーク網の構築は、それぞれの成熟度を反映しているとはいえ、数を追う店舗展開からやや距離を置く様子もうかがえる。

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