不動産情報サービスのアットホームは、「オンラインでの住まい探しに関する調査2025(購入編)」を公表した。2024年7月~2025年7月に購入経験のある層と、2026年3月までに購入を検討中の層(18~59歳、計825人)を対象に、検索行動や内見・契約手続きの希望を尋ねたものだ。
同調査によると、住まいの探し方は、経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」が最多で、次いで「不動産会社のホームページ」が続いた。物件写真のうち、経験者の7割が「外観」を必須と回答し、周辺環境では「スーパーマーケット」写真の重視が目立つ。
不動産会社の選定基準は、経験者が「住みたい地域に精通」を、検討者が「取り扱い物件数が多い」を重視。検討者は「写真の見やすさ・枚数」などオンライン上のビジュアル情報への関心が相対的に高くなった。
内見の実施方法は、経験者が「現地待ち合わせ」、検討者は「店舗で待ち合わせて現地訪問」が最多となった。一方で、内見予約の連絡手段は〝電話離れ〟が進み、実施は51.7%ながら、希望は38.7%にとどまった。
オンライン手続きでは、重説・契約の「実施経験」は約1割にとどまるものの、検討者の約2割がオンラインを希望した。また、契約時の不便・面倒の1位は「契約のためだけに不動産会社へ出向いたこと」であり、手続きのDX余地の大きさを示す結果となった。




