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タスキ・電気通信大学 〝オノマトペ〟共同研究 

 タスキ(東京都港区)と、電気通信大学(田野俊一学長)の坂本真樹研究室は、「〝オノマトペ〟を用いた街の雰囲気のスコア化と統計情報からの回帰予測」の研究に関して共同で取り組んでいる。

 不動産ディベロッパーが従来、街中の建物を企画する際に作成していたマーケティング報告書では、街の特性や雰囲気に関する「定性情報」が担当者の経験や主観に左右されがちだった。今回、「事実」に基づく報告書を作成して不動産情報に関する定性情報を〝定量化〟できるよう、研究テーマを設定している。

 研究の進ちょく状況は、すでに実施したアンケート調査に基づき、街の雰囲気を定量化する尺度の指標として〝オノマトペ〟を76個抽出した。オノマトペは、様々な状態や動きなどを音で表現した言葉で、同研究室の特許技術の数値化で分析した。その結果、街の雰囲気を決定する上でオノマトペによる影響度に高低があることが分かった。今後は、街の雰囲気をスコア化するシステムを開発する。