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投資不動産取引士 注目資格はココ! <5>

 住宅・不動産業界に携わる人の情報発信サイト「不動産ココ」。同サイトに掲載されている資格の生まれた背景や魅力などについて紹介している。今回は、一般社団法人投資不動産流通協会井上徹理事長が「投資不動産取引士」について語った。

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 ――この資格はどのような経緯で生まれたのか?

 「投資不動産は市場の成長と共に、〝かぼちゃの馬車〟問題に代表されるようにトラブルも増加しています。不動産投資が身近になったにもかかわらず、投資不動産取引の専門的な知識を有したプロフェッショナルはいまだ少なく、業界における環境整備もまだ不十分な状況にあります。

 このような背景の下投資不動産売買取引の専門知識の習得とコンプライアンスの定着を目的とし資格を創設しました」

 ――資格の魅力や資格活用の場はどのようなものか?

 「投資不動産取引実務に必要な知識を身に付けることはもちろんのこと、投資不動産の専門家として、投資家より高い信頼を得ることができます。当協会の会員企業では、投資家に投資不動産取引士証を提示したところ、信用され、投資物件を受託したこともあると聞いています。

 また、投資不動産売買トラブル解決を目指す法務大臣認証ADR調停人の基礎資格にも認定され、今後より一層、活躍が期待される資格です」

 ――資格の今後の展望について。

 「投資不動産売買には欠かせない資格となるよう目指していきたいです」

 全文とトップからのメッセージは、「不動産ココ」(https://fudousan-koko.jutaku-s.com/)に掲載。

 DATA 試験日は1月、4月、7月、9月。試験時間90分、40問・四者択一式。オンラインで実施。