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三菱地所、東京・丸の内で日本のワインの良さを広める

 日本ワインを学び、飲み、応援する「丸の内 日本ワインWeeks2025」が5月29日から6月18日まで開催されている。三菱地所、丸の内商店会、一般社団法人日本ワイナリーアワード協議会、DMO東京丸の内の主催により、丸の内エリアで海外の国際コンクールで高い評価を得ている日本ワインを学び、楽しむイベントを展開する。

 期間中、丸の内エリア各所にあるレストランでは、20店舗の協力を得て選りすぐりの日本ワインやペアリングメニューを提供するほか、醸造家を招いて日本ワインについて学ぶセミナーや日本を代表するワイナリーのワインを購入できる特別販売会などを実施する。

 5月29日に丸の内ビルディングでオープニングセレモニーを開催した。主催を代表して三菱地所の榑林康治・執行役員は、「今年で2回目となる。日本のワインは海外のコンクールでも高い評価をもらっているが、端的に言えば、肝心の日本人が日本のワインのことを知っている人が少ないのが現状だと思う。丸の内は海外から観光客やビジネスマンなどいろんな人が訪れる。日本のワインの良さを発信できる良いプラットフォームになれると考えている」と話した。同社としては、石破首相の肝煎りである地方創生にもつなげたい考えだ。

 ミスワイン運営本部代表の下田悠さんは、「進化の止まらない日本ワインは欠かせない存在。丸の内という地は、働く人々がたくさん集う場所だと思う。生産地と消費地の2カ所をつなげられ、日本ワインのムーブメントになる機会になるのではないかと期待している」とあいさつした。

 また、ミスワインの一人である山田裕利佳さんは、ソムリエ資格を取得し、現在は外資系コンサルティング企業で働いているという。「本日は、ミスワインとして参加させていただいている。ワインが大好きでワインを広めたいという思いをバネに活動している」と話した。

 当日は、元ラグビー日本代表キャプテンで㈱HiRAKU代表取締役の廣瀬俊朗氏(トップ写真中央)がゲストとして参加し、現役時代の海外遠征でのワインにまつわる話をしながら乾杯の音頭を取った。