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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(11/24〜11/30)

・本紙調査 2023年度上期 売買仲介実績

・都が12月に環境配慮住宅の啓発イベント

・東急コミュ、横浜アリーナの管理業務を受託

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3本ピックアップしていきます。まずは、4位の「本紙調査 2023年度上期 売買仲介実績 勢い止まらず増収相次ぐ 成約件数は減少が続きキャッシュリッチ照準 住み替え難度が高まる地合い(2023/11/28号)」です。不動産価格が高止まりする中で、成約件数が減っているものの、この取引価格の高騰により1物件当たりの手数料収入が増えていることで多くの仲介会社が増収の上半期となりました。後半戦については、国内外の経済情勢にもよりますが、引き続き増収傾向が続くと思われます。今後は、日銀の金融政策の変更が大きな焦点となります。来年夏までにマイナス金利が解除されるのではなどの観測も広がっています。一方で、変動金利型の住宅ローンに影響を及ぼす急速な利上げは当面ないとの見方も残り、金融市場とのにらみ合いが続きそうです。

 次は、5位の「都が12月に環境配慮住宅の啓発イベント、女優の内田理央さんら登壇(2023/11/28配信)」です。今夏は、これまでにない猛暑に見舞われ、環境に対する関心がさらに高まりました。住宅領域でも解体時や建設時に排出される二酸化炭素をいかに抑えようかと住宅・不動産業界も対応に追われています。東京都は、住宅業界各社に環境配慮を求めており、啓発イベントでは女優を使ってアピールしています。著名人を使えば注目を集めますが、大事なのはそこに集まった人に本当に主旨が届いているかが気になります。

 最後に10位の「東急コミュ、横浜アリーナの管理業務を受託(2023/11/28配信)」になります。東急コミュニティーが横浜市の「横浜アリーナ」の管理業務を受託したものです。新横浜駅から徒歩約5分に位置し、コンサートやスポーツ、コンベンションや展示会等に利用されている多目的施設になります。最大収容人数は1万7000人を収容します。今回、トップ10にランクインしたことで住宅管理のみならず、大型施設の管理業務の関心の高さがうかがえます。

 

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