売買仲介

本紙調査 2023年度上期 売買仲介実績 勢い止まらず増収相次ぐ 成約件数は減少が続きキャッシュリッチ照準 住み替え難度が高まる地合い

 主な不動産流通会社の2023年度上期(4~9月期)の売買仲介実績が出そろった。本紙アンケート調査を見ると、既に不動産市場はいち早くデフレから脱却している。主要38社から回答を得た。それによれば、手数料収入を増やしたのは25社で減少が13社だった。取扱高は28社が増加となり、平均価格も27社が上昇して前年同期比との比較でほぼ同様の強含み感だ。ただ、潮目の変化も映し出している。取扱件数は21社が減少して増加と回答した会社数を上回り、前年から成約数が伸びない状況が続いている。店舗数が増えたのは10社にとどまった。国内外の経済情勢に不透明感が増している中で、通期で好調を維持できるか。上半期の実績が占う。

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