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オープンハウスG、三栄建築設計を完全子会社へ 8月17日からTOB

 オープンハウスグループは、8月16日に開催した取締役会において、三栄建築設計の普通株式を公開買付け(TOB)で取得することを決議した。創業者で元代表取締役社長である小池信三氏及び小池氏の配偶者が代表取締役を務め、議決権の全てを所有する株式会社レイチェルが所有する割合64.21%について、公開買付けに応募する旨を合意している。一般株主から残りの株式を取得し、オープンハウスグループの100%子会社とする。三栄建築設計は、TOB成立後に上場廃止となる予定だ。

 TOBは8月17日~9月28日の30営業日の期間で、公開買付価格は1株2025円。買収額は約429億円を予定している。三栄建築設計は、創業者で元社長の小池信三氏が暴力団幹部への利益提供が問題となった。完全子会社となることで、約6割の株式を所有する小池氏の影響力を排し、信用回復を図り、経営を正常化するとしている。