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大和ハ、新潟県初のMT型物流施設を着工

 大和ハウス工業は2月15日、新潟市西蒲区の工業団地「漆山企業団地」内に新潟県初のマルチテナント型物流施設「DPL新潟巻潟東」を着工する。
北陸自動車道巻潟東ICから約300mの国道460号線沿いに位置する敷地2万6,663.65平方メートルに延べ1万5209.81平方メートルの平屋建てを建設する。賃貸面積は1万5030.29平方メートルで最大4テナントが入居可能。1区画3311平方メートルから。竣工は24年1月19日、入居は同年2月1日を予定。総事業費は約40億円。

 新潟県内をはじめ、北陸地方や関東地方、東北地方の広域輸送のハブ拠点としてのニーズを見込むほか、新潟空港まで約34k㌔、新潟港まで約27㌔と、空路・海路輸送のアクセスも容易であることから、国内外への物流もカバーできる。「漆山企業団地」をはじめとする一帯の工業団地内の製造業者や小売業者のほか、関東方面への配送を手掛ける事業者などの入居により、従業員約100人の雇用を想定している。

 雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしや通行ができるよう、最大47台接車可能なトラックバースを屋内に設けるほか、各区画で事務所を設置できるなど、テナント企業の多様なニーズにも対応する。また、延べ512.16平方メートルの危険物倉庫を併設することで、石油やアルコール、動植物油などの燃えやすい液体(第4類危険物)の取扱事業者も入居可能とする。96台分の従業員用駐車場と15台分の駐輪場を用意する。

 なお、同社は、BTS型の物流施設については、新潟県見附市に延べ2万3076.58平方メートルの「Dプロジェクト新潟見附」を18年6月に竣工している。