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静岡県浜松市で国内初のサブFC拠点開設 TKP、リージャス

 ティーケーピーと同社子会社の日本リージャスホールディングス(以下、リージャス)は10月20日、国内で初となるフレキシブルオフィス事業のサブフランチャイズ契約に基づく第1号拠点として、静岡県浜松市で「リージャス浜松駅北口ビジネスセンター」を開設した。同社とサブフランチャイズ契約を結んだ丸八エンターテインメント(静岡県浜松市、平野修社長)は、今後も同市内で複数の拠点開設を計画している。
 リージャスは今回の試みについて、「新型コロナの感染拡大などにより、地方都市においてもフレキシブルオフィスの需要が急速に拡大する中、各地域の地元企業に事業運営を任せることにより、更に迅速な出店戦略を実現できると考えてサブフランチャイズ事業を開始した」と説明する。同社は35年までに国内の280都市に1000拠点を展開することを目標としており、今回の取り組みにより目標達成に向けた拠点拡大の加速化を図る考えだ。
 同施設はJR線浜松駅から徒歩4分の立地で、総面積は610平方メートル。東京と大阪の間に位置し、東名高速道路など主要な自動車道へのアクセスも良好なエリアであり、同施設の所在する「浜松Cビル」は「静岡県西部地域におけるビジネスの拠点として、オフィスの移転・拡大・縮小、サテライトオフィスの利用に最適」(リージャス)な物件として高いニーズを見込む。
 サブフランチャイズは、フランチャイズ事業を展開する企業が、ほかの事業者にそのフランチャイズ権を与える手法。「エリアフランチャイズ」と同様の意味で使われ、一定の地域に知見を持つ事業者に加盟店開拓などを委ねることで、そのエリアでの事業展開の加速化・円滑化が期待できる。
(写真)「リージャス浜松駅北口ビジネスセンター」フロア内観