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夏季休暇明けの上司と部下の面談方法を解説 コグニティ

 不動産業界向けに営業トークをAIで分析する不動産営業分析サービス「COG―HOME」(コグ・ホーム)などを提供するコグニティ(東京都品川区)は、「STOP!〝休み明け離職〟今、企業が知っておくべき要因と対策とは?」を題して、上司と部下が面談する「1on1ミーティング」と、指導する「コーチング」の夏休み明けの最適な方法を考えるセミナーを8月に開催し、ウェブで配信した(写真はイメージ)。
 夏季休暇後は、仕事の復帰にモチベーションが下がる恐れがあり、離職を考え始める人たちも少なからずいる。

   当日のセミナーでは、同社の各担当者が講師を務めた。夏季休暇の前は、「部下のスキルを上司が正確に把握して、部下が自身で強みを意識してもらうよう、1on1で部下とのコミュニケーションを図ること」と説明。また、夏季休暇明けには、「ネガティブな話題はNGとし、改善案を上司と部下が考えて、部下が自身で改善計画を立てて、上司と共に改善状況を確認することが大切」と指摘。その際に上司には、「傾聴力・承認力・支援する動きが求められる。質問ではイエス・ノーの択一ではなく、上司が先回りして言い切ってしまうような結論を述べるアドバイスをしないこと。部下自身で自発的に考えてもらう。部下が自分なりに、業務と成果を出す方法をどのようにするのか、面談の最後にまとめてもらうようにすることが重要」と説明した。
 そうした上司と部下の関係性づくりや面談に際して有用として、過去300人のデータから開発したコーチング・1on1向け分析サービス「COG―COACH」(コグ・コーチ)や、世界的な大手SaaS企業のノウハウから開発した汎用営業分析サービス「COG―SALES」(コグ・セールス)などを紹介した。