マンション・開発・経営

東急 10月からイノベオフィス「IOQ」を展開

 東急は、10月にイノベーションオフィス「GROWTH BY IOQ(グロース バイ アイオーキュー) 」(東京都港区東麻布)をオープンする。同物件は、21年5月に同社が取得する以前はサービスアパートメントとして運営されていたが、既存の建物を生かしてオフィスビルへとリノベーションを行う計画。また、同物件は、都心部を中心に、60棟を超えるクリエイティブオフィスの企画・運営を手掛けるリアルゲイトと協業し、「PLAY TO WORK , WORK TO PLAY」をコンセプトに40~50平方メートル台を中心とした全77区画のスモールオフィス・SOHO・家具付き住宅で構成される複合ビルとする。

 同社は、東急祐天寺駅ビルやレイドアウト渋谷など複数物件で協業してきたリアルゲイトと今後も連携し、「IOQ」シリーズを東急線沿線内外で複数開発する予定。同物件はシリーズ第一弾の物件となる。

 「IOQ」とは、「I」(=Innovation)、「O」(=Office)、「Q」(=Question)の頭文字をとった名称。ワークスタイルやライフスタイルの変容により顕在化した、コミュニケーションの希薄化や労働生産性の低下といった課題(Q)に対して、オフィス(O)の役割を再定義し、イノベーション(I)を創出する、新たな時代の働き方に適応したイノベーションオフィスを提供。バリューアップを図ることで、スタートアップやベンチャー企業が集積する本エリアの特性に沿ったオフィスニーズに応えていくことを目指す。