投資

広島や鹿児島でアパートメントホテル3物件開発へ 霞ヶ関キャピタル

 物流施設やアパートメントホテル開発の霞ヶ関キャピタル(東京都千代田区)は、広島県広島市内や鹿児島県鹿児島市内のアパートメントホテル開発計画で、地域創生ソリューション(東京都千代田区)を無限責任組合員とする開発ファンド「ALL-JAPAN観光立国ファンド投資事業有限責任組」の匿名組合出資を受けた合同会社もみぢ(東京都中央区)と共に計画地の購入、ホテル建設や運用、売却などに関するアセットマネジメントの協働プロジェクトに、2021年2月26日に着手した。

 地域創生に資する同開発計画の不動産を証券化し、2019年の不動産特定共同事業法の改正で創設された、適格特例投資家(スーパープロ投資家)限定事業の仕組みを活用する。今回、霞ヶ関キャピタルが企画開発するアパートメントホテル「FAV HOTEL」は約35平方メートルの部屋をメインとして、インバウンド(訪日外国人)、家族やグループ旅行などの利用を想定し、各部屋にキッチンや洗濯機などを備えて長期滞在に対応する。建物完成後のホテル運営は、オックスコンサルティング(東京都千代田区)が担う。

 ホテル開発計画の概要は次の通り。

 ▽広島市西平塚(広島市中区西平塚町7の13ほか)敷地約304平方メートル、建物規模はRC造14階建て延べ約2508平方メートル、53室。2022年12月運営開始▽広島市西蟹屋(広島市南区西蟹屋3の3144の1ほか)敷地約654平方メートル、建物規模はRC造6階建て延べ約1298平方メートル、33室。2022年8月運営開始▽鹿児島市加治屋町(鹿児島県鹿児島市加治屋町1の28)敷地約351平方メートル、建物規模はRC造14階建て延べ約2228平方メートル、51室。2022年11月運営開始