住まい・暮らし・文化

中高年の家族、生活に関する価値観を調査 積水化学工業

 積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所はこのほど、「中高年の生活・住まいに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
 同調査では中高年の家族価値観・生活価値観について、2000年の調査と比較して時系列変化などを捉え、トレンドを分析している。調査結果では(1)家族それぞれの自立度が高まる、(2)自立度アップの背景は中高年の元気化、(3)モノを持たない暮らしの志向が増加し、住まいの縮小望む――がポイントとして浮かび上がった。
 調査項目の一つである夫婦に関する意識では、2000年の調査に比べ、「夫婦でも一人の時間がほしい」が12ポイント増加し、回答の51%を占めた。一方、「夫婦共有の時間を多く持ちたい」は19ポイント減少して16%を占め、夫婦間での自立志向は高まっている。
 今回の調査対象は50代以上、既婚、男女。調査エリアは全国(うち53%が三大都市圏)。インターネット調査で、調査時期は9月。有効回答は1180件。