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都心のビル市況 空室率改善、賃料上昇続く 三鬼商事

 三鬼商事が2月12日に発表したオフィスビル市況(1月)によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の平均空室率は5.36%で前月比0.11ポイント低下した。1月は新築ビル3棟が竣工し、既存ビルでも大型解約があったものの、借り換え移転拡張に伴う成約が多く見られたため。空室面積はこの1カ月間で約7300坪減少した。

 平均賃料(坪単価)は5区全て前月比上昇し、1万7109円(同0.92%増)だった。小幅な上昇が続き、11年10月以来の1万7000円台となった。前年同期比では5.34%(867円)の上昇だった。

 調査対象は、都心5区の基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビル2628棟(うち新築ビルは30棟)。