政策

大雪で立ち往生車両 改正災対法適用で排除 集落孤立続く

 愛媛、徳島両県を通る国道192号で12月5日、大雪で立ち往生車両が発生したため、四国地方整備局は災害対策基本法76条の6を適用し、車両の撤去作業を行い、移動を完了した。

 今回の対応は、11月に施行された改正災害対策基本法を適用した初めてのケース。運転手への移動命令、車両の破損措置などが可能になったことから、「円滑な車両移動が可能となり、作業時間を大幅に短縮できた」(国土交通省道路局道路防災対策室)という。

 大雪の影響は続いており、徳島県西部では8日午前7時現在で、400世帯以上約800人が孤立状態になっている。