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森トラスト調査、東京23区のビル供給、今後は都心3区・超大規模

 森トラストはこのほど、東京23区の大規模オフィスビル供給量調査をまとめた。2014~2017年の供給量は過去平均並みで推移し、都心3区の超大規模が中心になることが分かった。

 2013年の供給量は66万平方メートルで、過去20年の平均(110万平方メートル)を大幅に下回った。2014年の供給量は93万平方メートルまで回復し、2015~2017年はそれぞれ121万平方メートル、106万平方メートル、117万平方メートルで安定的に推移すると予測した。

 規模別では、2014~2017年は5万平方メートル以上の大規模ビルの供給が大幅に増加する見通し。供給量全体に占める割合はこれまでは概ね6割程度だったが、今回は約8割にのぼり、過去最高水準に達する可能性があるという。

 また、エリア動向を見ると、都心シフトが進み、「都心3区(千代田、中央、港)」での供給が7割を占める予想。以前(2010~2013年)は、同3区での供給シェアは53%だった。