政策

3月に続き過去最高120万人超え 4月訪日外国人旅行者

 日本政府観光局はこのほど、4月に訪日した外国人旅行者数を発表した。それによると前年同月比33.4%増の123万1500人となり、単月ベースとしては最高記録だった先月の103万3000人を上回り、64年の調査開始以来、最高となった。
 14年1月から4月の総数も前年同期比29.2%増の410万6000人となった。
 4月の訪日外国人旅行者の多い国・地域を見てみると、台湾の25万7900人がトップ。以下、韓国の19万4000人、中国の19万600人、タイの9万9400人、米国の8万5300人などとなっている。このうち、中国は前年同月比90.3%増で、一時期尖閣問題などで少なくなっていた観光客の足が戻っている。この他、フィリピンが同129.5%増と大きく伸ばしている。円安傾向が続いているほか、タイやマレーシアなど東南アジア諸国から日本へのビザ発行要件の緩和などが旅行者増の原因だが、この他、4月はお花見シーズンということで積極的にPRを行ったことが好調の原因という。