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電気自動車活用の非常時給水システム 住友不動産のマンションで導入

 住友不動産はこのほど、3月に竣工した新築分譲マンション「シティハウス横濱片倉町ステーションコート」(地上7階建て・総戸数112戸)に、平常時は入居者向けのカーシェアシェアサービスとして活用される電気自動車(EV)を、災害時には給水用電源として活用するシステムを導入した。

 停電などで通常の給水ポンプが停止した場合、敷地内に設けた貯水タンクの水をEVの蓄電池を用いて非常用給水ポンプから揚水し、マンション共用廊下に設けた蛇口(1、3、6階)から給水する。主にトイレの排水用としての使用を想定。なお、非常用飲料水(2リットルペットボトル)は別途、マンション内の倉庫に1050本備蓄(1住戸当たり3人の想定で3日相当分)している。