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野村不G 川崎で物流施設を開発

 野村不動産グループのNREG東芝不動産は、神奈川県川崎市で「川崎中央倉庫建替えプロジェクト」(仮称)に着手した。東芝ロジスティクスが使用する物流施設を建設する。東芝グループに対するCRE事業の一環。
 現地は、JR川崎駅から約3.5キロメートル、首都高速神奈川1号線大師ICや浜川崎ICからも2キロメートルほどの場所。免震構造の地上5階建て施設(延べ床面積約1万5000坪)で、250キロワットの太陽光発電設備や全館LED照明を導入する。建物環境総合性能評価システム「CASBEE川崎」でAランクを取得したという。竣工は2014年3月の予定。
 NREG東芝不動産は、2008年に野村不動産グループの子会社となり、東芝グループが保有する不動産の有効活用・開発・バリューアップ事業を展開している。今回、東芝ロジスティクスが所有する倉庫と土地を取得。新たに物流施設を建設して同社に賃貸する。
 野村不動産グループは昨年10月に発表した中長期経営計画で、物流施設開発を積極化する方針を打ち出している。