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5月の首都圏マンション供給、予想以上の落ち込み

 不動産経済研究所の調査によると、5月に首都圏で供給された新築マンションは3914戸で、前年同月(以下、前年)を3.6%上回った。同研究所では前月、5月の供給は5500戸になると予想していたが、「ゴールデンウイーク(GW)以降、供給が想像以上に落ち込んだ」としている。
 GW期間中(5月1日~8日)に2152戸の供給があったが、9日以降は1762戸にとどまった。震災の影響で4月に控えていた供給がGWに集中し過ぎた分、それ以降の新規供給にまで手が回らなかったという分析だ。なお、6月の供給については、前年比7.2%増の5500戸程度を見込んでいる。
 5月の契約率は79.2%で、好調の目安となる70%のラインを17カ月連続上回った。平均販売価格は4718万円(前年比1.2%上昇)だった。