彼方の空 記事一覧
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彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇104 シリーズ その想い、どこへ 不動産流通プロフェッショナル協会の真鍋茂彦代表に聞く 「高度なコンサルティングは哲学」
FRP創設の狙い ――一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(FRP)が発足したのは21年春でした。不動産流通推進センターが認定している公認不動産コンサルティングマスターと宅建マイスターの資格保持者を会員(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇103 シリーズ 今叶う、その想い ドムスデザインの戸倉蓉子社長に聞く 住文化を語る喜び
「子供の頃の夢は看護師になること。明治生まれの祖父から伝記を読むことを勧められていた私が選んだのは〝看護師の母〟と呼ばれたフローレンス・ナイチンゲールでした。200年前の人で建築家でもあった彼女が、傷(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇102 シリーズ 定借にかける、その想い 5人のキーマンに聞く 〝土地活用に柔軟性〟
定期借地権の課題と展望と題したシンポジウムが10月11日、都内で開かれた。協賛団体・企業は20にも及んだ。 第一部は本郷尚税理士と江口正夫弁護士による対話型トークセッションで、(1)定借における宅建業者の手(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇101 シリーズ その想い、どこから アールシーコアの二木浩三社長に聞く 「こころのオアシスを提供したい」
BESSが新たなブランド展開をする。それは「こころのオアシス」。現代社会は、情報の肥大化で人々の心が砂漠化している。だから心を解放し潤いをもたらす「ゆるみ」や「隙(すき)」が求められている。大人も子供もス(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇100 シリーズ その想い、本当ですか 価値住宅の高橋正典社長に聞く 「住宅は住み始めてからが本番」
建てては壊すビジネスを繰り返し、新規顧客ばかりを追い求めた結果……我が業界は時代とお客様に取り残されました。〝我々は、選ばれるサービスを提供しなければならない〟〝我々は選ばれる企業にならなければならな(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇99 待ったなしの新資本主義 リードする不動産業 人間復活の時代へ
業界では多くのセミナーやシンポジウムが開かれているが、近年はパワーポイントを使って資料やデータを説明するだけのものが多く、どこか物足りない。講演者の人間的側面が伝わってこないからだろう。演壇という舞(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇98 社会の底を編むもの 11月14日、記念シンポジウム 「ひと・住文化研」設立1周年
筆者にとって住まいシリーズ4冊目の著書となる『住文化創造~日本再生へのガイドライン』(プラチナ出版)が刊行された。昨年11月に発足した一般財団法人ひと・住文化研究所からの依頼で、現代における住文化の必要(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇97 寒くて、暑い貧困住宅 産官学民の連携訴える 「健康・省エネ住宅推進会議」がシンポ
東京の都心には数十億円するようなマンションもあれば、同じ都内でも、クーラーの電気代を惜しんだ高齢者が熱中症で死亡するような劣悪な環境の住宅も残っている。全く次元の違う話だが〝住まい〟の話であることも(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇96 FRPが提言 仲介本来の姿へ『行動宣言』 未だ曖昧「宅建士」の立ち位置
公認不動産コンサルティングマスターと宅建マイスターを会員とする一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(FRP)は8月21日、両資格を公認する不動産流通推進センターへ3度目の提言を行った。 今回の提言で(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇95 賃貸管理業法の波紋 浮上した報酬問題 仲介手数料にも波及か
日本賃貸住宅管理協会(日管協、塩見紀昭会長)は8月4日、「賃貸管理リーシング推進事業者協議会」(推進協議会)を発足させた。管理業法順守のため管理と仲介の線引きを明確にし、管理業務の役割と責任にふさわしい報(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇94 変化する価値観 第34回不動産女性塾 モノからコトへ、そして・・・
強欲資本主義への避難が高まっている。環境を破壊し、人類の破滅にさえつながりかねないとも懸念される中、個々の人間の原点、個々の感性を重視する市場に向かうしかないのではないか。いわば〝人間資本主義〟とも(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇93 仲介業を先駆者に 〝ジョブ型〟で信頼確保 「宅建士協会」の創設を
コロナを機に日本企業の雇用スタイルが従来のメンバーシップ型からアメリカ型の能力主義(ジョブ型)に移行していくのかが注目されている。というのも、コロナが収束したからといって社員全員が毎日決まった時間に出(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇92 未来志向を取り戻す 定借シンポ(10月11日)開催へ 目指す持続可能な街づくり
92年8月の借地借家法施行で誕生した定期借地権は今年31年が経過し、創設当時と今では時代環境が大きく変化している。そこでこれからの定期借地権にはどのような役割が期待されるのか、その期待に応えるためにはど(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇91 空き家をつくらない ヒラタが提案〝みんなのいえ〟 定借30年目の新活用
ヒラタ(平田不動産=福井県小浜市、平田稔社長)は将来、空き家をつくらないための新手法として、定期借地権付き戸建て住宅〝みんなのいえ〟を提案している。 個人の生涯所得に占める住宅取得費の負担を軽くするの(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇90 ポストコロナとは 気付きに気付くこと 分岐点迎えた不動産業
「ポストコロナとは何か」が問われている。そもそも、ポストコロナとはどういう意味なのか。筆者は、コロナ感染終息後に見えてくる社会の微妙な変化、あるいは個々の人間にとっては様変わりした、あるいは様変わり(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇89 FRP、コンプラ論確立へ 仲介は〝依頼者ファースト〟 業態の違いが課題に
業界の悲願であるコンプライアンスの確立に向け、一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(FRP)は6月6日、第3回目の勉強会を開いた。この日は同協会顧問の竹井英久氏による提言「クライアントファースト実現(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇88 第34回「不動産女性塾」セミナー 初の双方向形式で 会員レベルの高さを証明
「仕事は世のため、人のため」――だからこそ利はあとから付いてくる。この大原則を忘れたら更なる少子高齢化と人口減少が続く我が国ではどんなビジネスも成り立たない。第34回不動産女性塾セミナー(5月30日、明治記(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇87 会員増え続ける日管協 その理由示唆した講演会 東京都支部総会で参加者共鳴
日本賃貸住宅管理協会(日管協)の会員が増え続けている。20年9月1660社、21年6月1801社、22年6月2124社、23年3月2303社とこの2年半で643社、年平均250社ペースで増加している。なぜこれほど勢いがあるのだろうか。(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇86 もう一つの〝空き家問題〟 「その他」より深刻? 冷めた見方の「賃貸用」
空き家問題といえば、もっぱら「その他空き家」(利用されていない持ち家)が中心課題となっている。その増加率が98年からの20年間で約2倍と急ピッチだからだ(18年住宅・土地統計調査)。しかし、空き家総数849万戸の(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇85 不動産STOってなに? 〝老人大国〟への備えを 気になる不特法への波紋
STOは、Security(有価証券)をToken(デジタル化された財産的価値)として Offering(提供)することである。ということは、不動産STOは不動産という個別の価値を持った財産をデジタル有価証券として発行したものという(続く)