大和ハウス工業は8月31日、愛媛県松山市本町1丁目に愛媛県最大級の1フロア貸室面積となるオフィスと商業施設の複合施設「d_ll MATSUYAMA(ディール松山)」を竣工した。開業は10月1日の予定。「ディール」シリーズの竣工は三重県四日市市、茨城県つくば市に続く3カ所目。
「ディール松山」は伊予鉄道本町線本町一丁目駅から徒歩1分、JR予讃線松山駅から徒歩13分に位置する敷地2663.52平方メートルに、延べ1万2793.44平方メートルの9階建てで、1階を商業施設フロア、2~9階をオフィスフロアで構成。オフィススペースはサッカーコート約1面分の貸室総面積7272.72平方メートルを確保することで、入居テナントの幅広い要望に合わせたレイアウトへの対応を図った。1フロアは奥行約29㍍、間口約39メートルで、1フロアの貸室面積は愛媛県最大級の約910平方メートルで最大6区画に分けられる。最小100平方メートルから入居可能。駐車台数は98台分を確保した。
区画ごとに冷暖房を切り替えることができるインテリジェント空調を採用したほか、LED照明や人感センサー、調光設備などを導入することで、一次エネルギー消費量を一般的な施設と比べた場合50%以上削減できるZEB Ready仕様とした。