トーセイが保有する「トーセイホテルココネ上野御徒町」が11月11日、日本政策投資銀行による「DBJ Green Building 認証」を取得した。
2020年の開業当初より、共用部照明の人感センサーや節水型水栓を採用、2024年には再生可能エネルギー由来の電力を導入するなど環境性能向上に努めてきた。これらの取り組みが評価され、非常に優れた「環境・社会への配慮」がなされた建物として、3つ星認証(★★★)を取得した。
主な評価ポイントは、①再生可能エネルギー利用、複層ガラスの採用、ロビーの共用部照明への人感センサーの設置、客室における節水型の水栓の導入等により、施設の省エネルギー・省資源に配慮している点、②商業施設や観光名所が充実した立地、客室内の遮音性能の確保、共用廊下における自然を模したBGM等により、宿泊者の利便性・快適性が高い点、③エレベーター及び客室入口のICカードリーダーによる2段階セキュリティの確保、建物運営者による建物の定期的な点検及び改善の実施等により、施設の防犯性を向上させている点。
「DBJ Green Building 認証」とは、環境・社会への配慮がなされた不動産の評価を通じ、事業者と金融機関・投資家の架け橋となることを目的に、11年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度。建物の環境性能に加え、当該物件を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請への配慮等を含めた総合評価を通じて、既存ビルのESGの取り組みを支援している。
