YKK APは4月3日付けで、ドイツ・デュッセルドルフ市に「YKK APヨーロッパ社」を設立。現在、ヨーロッパでの事業展開に向け今年7月の事業開始を目指し、具体的な各種手続き、諸準備を進めている。資本金200万ユーロ(約3.2億円)。社長は永田洋氏が就任した。今回の新会社設立により、同社の海外事業は、12の国と地域での展開となる。
YKK APは、以来、窓におけるヨーロッパ最先端技術や、機能部品、開口部断熱の調査・研究機関として、17年5月に「YKK AP R&Dセンターをドイツに開設していた。今回の法人設立で欧州市場へ本格的に参入する。
同社は今年度から28年度の第7期中期経営計画において、「収益構造の変革」と「技術革新による価値創造」を事業方針に掲げ、海外の更なる事業成⾧による海外構成比の拡大を進める中で、ヨーロッパ市場での事業の構築と拡大を重点施策の1つに掲げている。