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駐車場などに設置可能な垂直型太陽光発電システム提供開始 Yanekara


 Yanekara(千葉県柏市)は、垂直両面受光型の太陽光発電システム「ソーラーフェンス」の提供を始めた。

 従来の「屋根置き型」の太陽光パネルは、屋根の耐久性や形状・形態、更には日照条件などによって設置できないケースもあった。屋根以外の設置方法では「ソーラーカーポート」があるが、基礎工事を伴うために建築確認申請が必要となり、屋根置き型と比べても設置コストが高く、納期もかかりがちだった。降雪地域での太陽光パネルの設置は、積雪による発電量の低下や、積雪の荷重でパネルを破損するリスクもあった。

 今回の新システムは、これらの課題感を解消できる。

 駐車場などの空きスペースに設置できる。両面パネルの仕様のため東西に向かって設置する場合など、条件によっては平置き型のパネルよりも発電量が増加する。

 前述のソーラーカーポートと異なり、建築確認申請や基礎工事が要らず、代わりに汎用的な杭打機で施工できるため、安価で短工期で施工できるという。垂直型のパネルで積雪もなく、降雪地域でも発電できる。