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森ビル 震度7想定し帰宅困難者受け入れ訓練

 森ビル(東京都港区)は8月31日、東京都内で、全社員参加の震災訓練を実施した。震度7の地震が発生し、港区から同社大型施設へ帰宅困難者受け入れ要請があったと想定。六本木ヒルズ、アークヒルズ、仙石山森タワー、愛宕グリーンヒルズの4施設で、社員約1300人が、帰宅困難者の誘導や応急手当、情報収集などを行った。
 六本木ヒルズでは、最寄りの地下鉄六本木駅から、帰宅困難者役の社員55人を誘導した。ヒルズ内の広場で安否登録のほか、備蓄品の水とクラッカーの配布、傷病者の手当などを行い、一連の動きを確認した。
 同社は今年3月、港区と「災害発生時における帰宅困難者の受け入れ等に関する協力協定」を締結している。