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「節電キャンペーン」で半数が30%以上削減 FNJ調査

 インターネットサービスのファミリーネット・ジャパン(FNJ、東京都渋谷区)はこのほど、7~9月まで実施した「節電チャレンジサービス」の結果を発表した。
 同社が提供するエネルギーの見える化サービス「me‐eco(ミエコ)」を導入しているマンション(4棟・約260世帯)を対象に実施したもの。参加世帯は77世帯だった。
 結果によると、約半数の世帯で3割以上の節電を実現していることが分かった。20%以上を含めると7割以上に上り、「『どの部屋で電力を使っているか確認し、対策を検討した』といった声が挙がるなど、積極的な節電行動が寄与したようだ」と同社では判断している。なお、1世帯当たりの平均月間電力使用量を約300キロワットとした場合、30%の節電は月額2000円の節約につながるという。
 同社が提供する「ミエコ」は、指定されたコブレーカーごとに電力使用量を計測できる仕組みで、住宅全体の電気エネルギーの使用量だけでなく、部屋ごとのエアコンや浴室乾燥機など個別表示を可能とするもの。それぞれの使用量が表示されるため、具体的な節電行動が取りやすい特徴がある。