ケイアイスター不動産の23年度上半期の業績は新規エリアへの進出や既存営業エリアの深耕によるシェア拡大、在庫回転率の向上を目指す高回転経営を重視した結果、第2四半期累計で過去最高の売上高を更新。一方、建築コストの高騰によって売上総利益率が低下し、減益した。
主力の分譲住宅事業では、販売棟数な3210棟(前年同期比18.9%増)、売上高1214億6400万円(同22.9%)、営業利益64億9200万円(同44.0%減)を計上した。
注文住宅事業は、販売棟数155棟(同18.0%減)、売上高25億1100万円(同29.9%減)、営業利益1億300万円(同71.5%増)で着地。原価高騰が一段落し、売上総利益率が改善。先行投資が発生していた規格型平屋注文住宅の売上増によって増益した。
仕入数、受注棟数ともに足元では順調に推移しているものの、市場在庫の調整に伴う売上総利益率の回復が当初想定よりも緩やかであったことにより、通期計画のうち営業利益を60億円、経常利益を70億円、当期純利益を40億円下方修正した。
ケイアイスター不動産
決 算 24年3月第2四半期
売上高 1,254億円 (21.3%)
営業利益 46億円 (△55.2%)
経常利益 39億円 (△60.3%)
当期利益 30億円 (△51.9%)
予 想 24年3月
売上高 2,900億円 (19.9%)
営業利益 135億円 (△29.6%)
経常利益 120億円 (△35.0%)
当期利益 80億円 (△32.5%)