売買仲介

And Do リバースモーゲージ積極化 認知度が課題 業績は過去最高に

 AndDoホールディングスは8月23日、22年6月期決算説明会を開いた。売上高413億9500万円(前期比6.0%増)、営業利益28億7100万円(同10.9%増)、経常利益29億4700万円(同17.2%増)、当期純利益19億5500万円(同21.0%増)だった。売上高は過去最高を更新した。

 不動産売買事業(184億4100万円、同13.6%増)がけん引した。また、関東圏にも店舗拡大したフランチャイズ(FC)事業(33億8700万円、同1.6%増)やハウス・リースバック事業(145億3300万円、同5.8%増)も順調に推移した。フランチャイズ店舗数は683店舗となった。金融事業(7億6700万円、同29.9%減)は不動産担保ローン事業の縮小による影響で減収となったが、リバースモーゲージ保証事業は着実に積み上げた。

 同社の安藤正弘代表取締役社長CEOは説明会で、「リバースモーゲージは肝いりの事業」として積極化していく方針を示した。8月15日時点でリバースモーゲージ保証事業の提携金融機関数は39に上る。更に、楽天銀行を所属企業とする銀行代理業許可を取得。「楽天銀行リバースモーゲージ」の申し込み媒介も手掛けている。リバースモーゲージ保証事業の累計保証残高は88億円・保証件数829件となった。

 安藤代表取締役社長CEOは、リバースモーゲージは日本にとって普及は急務であるとし、「課題は認知度の向上だ。CMも実施し、認知度を高め、普及につなげたい」と話した。23年6月期は、不動産売買事業では大型以外の案件も強化し、ハウス・リースバックは引き続き仕入れを強化。FC事業、リバースモーゲージ保証も拡大に努める。