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mign 新サービス開発 ウッドショック解消 

 mign(マイン、東京都文京区)は〝ウッドショック〟の解消に向けたSaaSサービスの開発に着手した。AI(人工知能)やブロックチェーン(分散型台帳技術)、クラウドコンピューティングなどの先端技術を生かす。同業種の間で資材を購買できるプラットフォームを構築するなど、木材の不安定な供給状況の解消に貢献する。

 今回のシステム開発の事業は、安定的な木材の確保に向けた先導的な取り組みを促進して支援をする国土交通省の「安定的な木材確保体制整備事業」に採択されている。

 同社は、システム開発を担う。長谷川萬治商店(東京都江東区)などの製材事業者・原木供給者、厚木地所(神奈川県厚木市)や長谷萬などの中小工務店や、技術アドバイザーとして、慶應義塾大学教授の松川弘明氏、東京大学教授の浅見泰司氏が参画する。

 具体的には、4つのシステムを開発する。木材に特化したAIによる需要予測や、事業者間(川上や川下間、同業種間)の需給状況の共有、同業種間で資材の購買ができるプラットフォーム、ブロックチェーンで流通経路を追跡する木材トレーサビリティシステムをSaaSサービスとして提供したい考え。これらにより木材価格や供給量、品質の安定化などを図っていく。