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富士ソフト バーチャルイベント空間開発 気軽に交流・会話を

 富士ソフト(横浜市中区)は、イベントや研修会、懇親会など向けにバーチャル(仮想空間)のイベント空間として、『FAMevent』(ファムイベント)=写真=を開発し、4月に提供を始めている。簡便にバーチャルでイベントなどを開催できる。視聴だけでなく、話したい時に話したい人とコミュニケーションしやすい。企業の顧客や従業員とのエンゲージメント(深いつながり)の向上を支援する。

 オンラインイベントが普及し始めているが、現状では、参加者が単に登壇者の発表を視聴するだけの形で開催されている。従来のリアルな場面の集合形式でのイベントでは当たり前だった人と人の交流が難しい。関係性が希薄化しがちで、対面で集まることによる臨場感や一体感の醸成などが創出しづらいといった課題感がある。

 同社は現在、同社の仮想オフィス空間『FAMoffice』(ファムオフィス)を活用し、社内1万人以上の全従業員が日々のコミュニケーションや顧客との懇親会のイベントなどで活用しているという。この技術とノウハウを今回の新サービスに応用している。イベントの主催者や参加者は、アバター(分身)で登場して参加できる。ビデオ通話や画面共有の機能などもあり、参加者同士で気軽に会話などを楽しめる。